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独立行政法人福祉医療機構  平成22年度社会福祉振興助成事業
世代を超えた命の授業  3回連続セミナー
講師:渡辺和香さん助産師   (財)大阪府助産師会副会長
1996年 助産院を開業。2006年、NPO法人女性と子育て支援グループpokkapokaを立ち上げ、人間のライフサイクルを通した支援を目指して活躍中。
第1回セミナー  テーマ「赤ちゃんの誕生の不思議」
日時:平成22年9月11日(土)午後3時~5時  
場所:桑津会館
参加者:23名
延々と続いてきた命のつながりと生命の誕生の素晴らしさを、わかりやすくお話していただく。参加者からは、出産のときの話や、子育てについての質問も多く出された。
その中で、「命をつくる大切なところ」水着で隠れる<プライベートゾーン>は、大切なところなので、
大切にするための約束事として子どもたちに伝えておくことがとても大事と思ったので、ご紹介します。ぜひ、みなさんも、子どもさんに話してあげてください。
①毎日お風呂に入って、きれいに洗うこと
②洗濯した下着を毎日つけること
③友達の大切なところをけったり、たたいたりしないこと
④知らない人から、変な誘いをされても、走って逃げること。大切なところは、自分がいいと思う人でないと、みせたり、さわらせたりしないこと など、
自分を大切にするように、お友達も大切にまもること
伝えたいけど、どう伝えたらいいか、難しいですね。 こんなふうに、お話してみてはいかがでしょうか。
第2回セミナー  テーマ「10代の性の現状と命の授業」
日時:10月9日(土)午後6時~8時   場所:桑津会館 参加者:45名
10代の性の現状と性教育についてお話をお聞きした。
援助交際のはてに妊娠した子どもに「なぜ?」と聞くと、「誰でもいいから抱きしめてほしかった。あったかなぬくもりがほしかった。」と答えたというお話がとても印象的だった。
家庭にいて安心。家族といて楽しい。そのような子ども達は、そんなに早くから性に関心がでたりしない傾向があるということだった。  
やはり、根っこは、「家庭・家族」なのですね。家族で、性のことばで話し合える雰囲気が大切だと感じた。
後半は、参加者が一人ひとり、今感じていること、子どもの性のことで悩んでいることを話し、先生からアドバイスをいただいた。
親として、子どもとの距離をどうしたらいいのか、聞きたくても子どもに聞けないこと、そんな親にとって、とても学びの多いセミナーだった。
第3回セミナー テーマ「地域で命を守ること」
日時:22年11月27日(土) 午後2時~4時   場所:桑津会館 参加者:25名
地域の既存組織、例えばPTAや子ども会、青少年指導員が「見守り活動」や「子ども達との活動」そんな支援をするときに、子ども達へ投げかける言葉にも注意が必要である。傷つきやすい子ども達にとっては、なにげなく言った言葉が心に刺さる時がある。そのことを大人達は知っているだろうか。「男だから女だから・・」「子どもだから・・」というような投げかけをしてことはないだろうか。
現状を知る
・13歳未満は午後4時から6時 家内や公園で性犯罪が起こっている。
・公園は、きれいに整備(掃除)がされていないところで、性犯罪がおおく起こっている。
・10代・20代が、性犯罪にあった人のうち40パーセント以上を閉めている。 30代になると、ぐっと少なくなる。気になる数字は、9歳までが、9パーセントを占めていること。
危ない場所(こどもの安全)
・事件が起こりやすい場所→「入りやすい場所」「近づきやすい場所」「逃げやすい」事 例(どこからでも入れる公園、駐車場、工場跡や廃墟、空き地、ショッピングセンタ ーなど)
・「見えにくい場所」 例(高い塀が続く道、木が生い茂っている公園や林、落書きやゴミが散乱していて手 入れが行き届いていない公園、街灯の少ない道、薄暗いトンネル、空き家、周囲に 人家の無い一本道の道路など)
・公園のトイレも事件が起こりやすい できれば子ども1人で行くのはやめよう。
・不良グループがたむろしている公園は、犯罪がおきやすい。
PTAや青少年指導委員などの防犯パトロール時も上記の点に気をつけパトロールを実施したい
最近の子どもの様子
・子どもがナイーブになっているのでちょっと言われたことで傷つく。 例えば、「太ったね!」
・子どもを一人の人としてみる(扱う)。スポーツ部など、時に大人が自分の気持ちのはけ口にすることもある。
・いやと言えない子どもも多い。仮面をかぶっている子どもたち。
子どもに関わる活動をしている大人は、上記のようなことを分かったうえで活動に参加する。子どもを知る研修も必要ではないか!子ども向けマンガの内容で性的なものが多すぎる。
性被害にあった子どもたちへの対応
・おかしいと思ったら「どうしたの?」冷静に対応する。
・その子を責めるような言い方をしない。学校に言うかどうかは、話し合ってから、対応する。
気をつけたい状況
よちよちから学童期
・説明のつかない膣や肛門からの分泌物や湿疹など。
・人にまとわりつく。(1人の人に強く長期にまとわりつく)
・性的虐待・・・知っている人の場合が多い。
学齢期
・性的なことに興味を持つ。のめりこむ。
・自分がされたことを人形にするなど。
ジェンダーの問題
・性同一性障害を理解する
・男だから、女だから・男のくせに、女のくせに・・・?

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